1954年
中区役所
1929年、横浜市中央授産所(授産場とも)として新築され、横浜市内生産品を売る出品場や催事場、ミシンなど職業訓練の会場に利用された。間もなく出品場が「興産館」と名付けられ、1942年に中区役所が入った。
写真は、市信用保証協会や市中小企業団体中央会などが同居していた頃。1961年、中区役所は旧横浜銀行本店の建物(現在の関内ホールの敷地)に移転。かねて要望のあった地元への払い下げが計画され、スーパーや映画館、ホテルなどに改装する案が出る一方、桜木町駅前再開発の観点から取り壊して広場にする案なども出てまとまらないまま、1964年、市民から強い要望のあった市民ギャラリーへと暫定的に改装された。
1974年、直下を通る市営地下鉄の工事のため取り壊され、市民ギャラリーは関内駅前の市教育文化センターに移った。跡地は現在、「桜木町駅前駐車駐輪場」に